金魚蒔絵の水飛沫 (Kingyo Makie No Mizu Shibuki)

LiLYPSE

Compositor: Karen (Denkare) / Ryöga (Yousei Teikoku)

閉じ込めているの
閉じ込もっているの
かびた動く

覚えているわ あなたに出会った日に
交わした脆く囁かな約束を
忘れないでね ゆびきげんまんした
秘密の契り 離れたとしても

反骨風騒にとわれた精神の不完全
燃焼灯籠に死んでたいを墳べて
炎上未完成で踊りたす華やかなる存在
幻影不完勝の境界線

清筆か言の葉を禁じて
絹割れも語らぬ一夜の檻

新生で感じで
触れ合えば伝う
誰よりも強く

引き合う心

ほら月が照らしているわ
ほとりの命の色
変わりゆく移ろいを
ここから見ている

金の屏風に投げる景色が
色あせていくわ 繋いで両手
ふらりの指にそれぞれ残りを
ぎぎりしめ笑う

遊びましょ

格子の隙間からこぼれている
彼岸しがんの境いで

歪む区外に落ちで
自由をねだる

牢獄に守られし
二人の影が射す

反骨風騒にとわれた精神の不完全
燃焼灯籠に死んでたいを墳べて
炎上未完成で踊りたす華やかなる存在
幻影不完勝の境界線

結界を越えられるとしても
抜け出せずに座する一夜の檻

二人のすべてはここで満たされて
世界のすべてはここに始まる

でも知らない場所がある
誰も辿りつけない
かびた座敷楼の奥には楽園があるの

白いぼんぼりが打つ暗闇に
浮かぶ金魚鉢跳ねた飛沫が
畳に湿って煙る蜃気楼
迷いなく進め

参りましょ

知恵を欲しがる哀れな羊
外世界に焦がれて
脱げ出した檻の先で嘆く
牢獄に守られし
太陽と月が寄り添い

縮緬を描いてさざ波が湧き立つ
魚油の未来で不敵に流し見る

あぁ、今宵の歌は遠くへ運ばれ 波に咲いた

金の屏風に投げる景色が
色あせていくわ 繋いで両手
ふらりの指にそれぞれ残りを
握りしめ頷く

何を望むの

格子の隙間からこぼれている
彼岸しがんの境いで
歪む区外に落ちで
自由をねだる

知恵を欲しがる哀れな羊
外世界に焦がれて
脱げ出した檻の先で嘆く

牢獄に守られし
二人の影が舞う

覚えているわ
あなたに出会った日に
交わした脆く囁かな約束を
忘れないでね ゆびきげんまんした
秘密の契り 離れたとしても

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